グランピアは、東京都中央区日本橋人形町に本社を置く、不動産の総合企業です。創業は2010年で、10年以上の実績を持ちます。ここでは、グランピアの予備調査からしっかりとバックアップしている点、耐震リフォームが必要な家の特徴、耐震以外に地震対策として有効な工事について解説していきます。
予備調査からしっかりとバックアップ!
耐震診断は、お金がかかります。物件によっては調査する必要がないものもあり、その判断をするのが予備調査になります。予備調査は、図面の内容、その有無はもちろん、建物の使用履歴、概要、増改築の有無、劣化兆候などをもとに実施します。
グランピアは、この予備調査の結果に応じて、耐震診断の必要性を判断するために、状況報告書を作成して顧客に説明しています。
これは非常に画期的なことで、「耐震診断を知るか迷っているが、決定的な情報がない」「心配ではあるが、診断にもお金がかかるので、軽微な問題しかないならやらなくていいと考えている」といった顧客のニーズに応えるものになります。
予備調査で問題が発覚し、「耐震診断の必要性あり」と診断され、顧客が診断を依頼すると本格的に調査することになります。ここで大事になるのが図面です。図面は、建物を判断するうえで重要なものですが、とくに図面がない場合は一部を取り壊したり、壁を剥がしたりする必要もあります。
調査を依頼する前に、図面の有無の確認は必須と言えます。また、実際の調査では、絵面からの情報、顧客からの聞き取り情報などからは、得られない情報も多く発見されることもあります。
「不適切な増改築の跡」「耐震上の脆弱点を生み出す工法」「経年以上の建物の劣化」などがその代表例です。グランピアでは、実際の建物を目視で確認するとともに、必要に応じて基礎、地盤、建物の劣化状況を確認し、コンクリート造の場合は第一次診断から第三次診断まで段階を踏んで調査して行きます。
第一次診断は、コンクリートの断面図を確認し、その強度、劣化具合をみるものです。第二次診断は、第一次診断の結果に加え、コンクリートを支える配筋の状況も考慮してみます。第三次診断は、第二次診断の結果に加え、建物を支える梁の影響を考慮してみます。
具体的には、コンクリートの内部を調査できるコンクリート調査機による調査、コンクリートコアを建物から抜き取り、その強度を確認する調査を実施し、総合的に耐震性を判断します。
これらの調査で、「耐震補強の必要性あり」と判断されると、具体的な耐震補強方法の検討に移ってきますが、工法の決定には、非常に慎重な判断が必要とされます。
なぜなら、「数か月、場合によっては数ヶ月建物を明け渡し、他で生活したり、営業したりする必要がある」「耐震補強してもコストメリットが回収できない可能性があるため、建て替えした方が良い」「そもそも構造的に補強が不可能」などといったことも考えられるからです。
グランピアでは、このようなことも含め、顧客に丁寧な説明と合理的な補強方法を提案しています。
耐震リフォームが必要な家の特徴とは
耐震リフォームが必要な家の特徴はいくつかありますが、調査しなくても、ある程度の必要性が想定されるものです。まずは、築年数が経っている建物です。建物は立った瞬間から劣化が始まっています。
高品質な木造住宅は、構造部分を適切に保てば100年持つなどと言われますが、これはあくまで理論上の話です。生活の仕方、気候などにも大きく左右されるので、ケースバイケースと言えます。特殊な形の家や角の多い家も、注意が必要です。
耐震上、理想の住宅は箱型のものと言われます。これは、地震の揺れを均等に受け止めやすい構造であるためで、逆に特殊な形状や角の多い建物は、耐震上の脆弱点を持ち合わせていると言えます。地盤が弱い場所にある建物も、注意が必要です。
いくら住宅が頑丈でも、地盤が軟弱であれば、耐震上の脆弱点になります。地盤沈下の危険性や地震のエネルギーの分散がしにくく、一点にエネルギーが集まりやすい状況がある場合については、住宅の倒壊のリスクが高いです。
耐震以外に地震対策として有効な工事は?
耐震以外に地震対策として有効な工事は、免震、制振になります。免震は免震装置を建物に組み込み、揺れを建物に伝わりにくくするものです。基礎工事と連動することが多く、既存建物には有効とは言えません。
制振は、壁や筋かいを制振ダンパーなどで補強するものです。制振ダンパーは、油圧などで揺れを吸収して、建物に伝わる揺れを軽減します。リフォームでも対応でき、比較的安価なものが多いのが特徴ですが、壁を崩す必要があるので、ほかのリフォームも並行して検討するのもよいでしょう。
まとめ
グランピアの、予備調査からしっかりとバックアップしている点、耐震リフォームが必要な家の特徴、耐震以外に地震対策として有効な工事について解説してきました。グランピアの精度の高い調査についてわかりました。
耐震以外にも、地震の被害を軽減する有効な方法がいくつかあるので、自宅のリフォームとともに検討してみてはいかがでしょうか。
株式会社グランピアの基本情報
会社名 | 株式会社 グランピア |
住所 | 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-1-22 グランピアビル |
電話番号 | 03-6661-7551 |